カバーは、これまで何度も内部構造を見直してきました。
前回は、3Dハニカム構造からジャイロイド構造へ変更しました。
目的は、軽量化と耐久性の両立です。
ジャイロイドは3Dハニカムよりも細かい構造にできるため、履き心地が自然になりやすく、重量も抑えられると考えました。
しかし、そのままでは線が細く耐久性に不安があったため、線を太くし、代わりに密度を下げて軽量化する仕様を試作しました。
実際に走ってみると…
毎朝のランニングで実際に使用し、息子にも履いてもらいました。
すると、予想外の感想が返ってきました。
「足の裏が少し痛い。」
軽量化によって線は太くなりましたが、密度を下げたことで網目が大きくなり、足裏ではその凹凸を感じやすくなっていたようです。
CAD画面だけでは気付けない部分であり、実際に履いてもらうことで初めて分かった改善点でした。
新しい構造を試作
そこで今回は、カバー全体を同じ密度にするのではなく、場所ごとに密度を変える方法を試しています。
現在の設定は、
- 上面(足裏側):ジャイロイド 25%
- 底面(地面側):ジャイロイド 15%
です。
足裏側は密度を高くして網目を細かくし、凹凸を感じにくくしました。
一方で、地面側は密度を下げることで軽量化し、線を太くすることで耐久性も確保できないか検証しています。
毎日少しずつ完成へ
この裸足カバーは、一度設計して終わりではありません。
実際に履いて、走って、改善する。
その繰り返しで、少しずつ理想の形へ近づけています。
今回の構造が、軽量性・履き心地・耐久性のバランスをどこまで改善できるのか。
これから毎日のランニングで検証を続け、結果も開発記録として公開していきます。
現在のベスト構成(2026年7月)
- インフィル:ジャイロイド
- 上面(足裏側):25%
- 底面(地面側):15%
- 実走テスト継続中
開発メモ
今回あらためて感じたのは、「軽さ」と「履き心地」は必ずしも同じ方向ではないということです。
軽量化だけを追求すると、足裏の感覚が変わることがあります。逆に、履き心地だけを重視すると重量が増えてしまいます。
そのため、カバー全体を同じ構造にするのではなく、役割に応じて内部構造を変えるという考え方にたどり着きました。
これからも実際に使いながら最適なバランスを探し、より快適で長く使える裸足カバーを目指して開発を続けていきます。
uekawa barefoot cover(ウエカワ ベアフットカバー)とは
サンダルでも靴でもない、裸足の感覚を残しながら足裏を保護する、一人ひとりの足に合わせたオーダーメイドの裸足のカバーです。
日々の試作やランニングテストを繰り返しながら、より快適で長く使える構造を目指して開発を続けています。
これからも、日々の開発記録やランニングテストの様子を公開していきます。
※この記事は、uekawa barefoot cover(ウエカワ ベアフットカバー)の開発記録として公開しています。


